「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞報告会に参加してきました。
皆さんこんにちは。
広報部の宮川です。
先日「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞報告会が行われ、
今年の春に「審査員特別賞」にリペアサービスが選ばれ、
弊社代表富田が報告会へ参加してきました。
※「日本でいちばん大切にしたい会社」とは、
「人を大切にし、人の幸せを実現する」
行動を継続して実践している会社の中から、
その取り組みが特に優良な企業が毎年表彰されております。
(同名のベストセラーシリーズ書籍、第一巻に掲載された
「日本理化学工業」がモデルのドラマが、
今年の24時間テレビで放送されて話題になりました)
報告会では受賞した企業のプレゼンが行われ、
今回は参加した代表富田に、報告会の感想や
今後の意気込みについてインタビューしてみました。
※Q:改めて、大賞を受賞した率直なご感想をお願いします。
A:飽く迄も自分の会社がベンチマークしている、
伊那食品工業に近づくための手段と言うか分かりやすい道筋と考えて、
指標をクリアするために取り組んでいました。ですから心底「?」「!」でした。
※Q:受賞してから今回の報告会に参加するまでの間で、考えた事・思った事は?
A:受賞を受けるべきか辞退すべきかで悩みました。
とてもそれまでに受賞されている会社や、本に掲載されている会社に比べて、
明らかにできていないことが多すぎるからです。
自分の中では早くても5年、10年がかりでクリアしようと考えていたので、
「参ったな、困ったな」というのが正直な感想でした。
当社のような未熟な会社が、賞を頂いて良いものかと悩みましたが、
悩み抜き御相談させて戴いた方から
「これはご褒美ではない、もっと上を目指せという励ましなんだ」
というお言葉を頂き、漸く賞を頂戴する決心ができました。
今回の報告会に関しては、参加して様々な「良い会社」や「こんな会社が?」
という会社のトップの方と知り合う良い機会になればとも思いました。
※Q:報告会で知った中で、印象に残った取り組みを教えてください。
A:兎に角社員が働きやすい、喜んでくれる様々な取り組みを知ることが出来ました。
福利厚生では、女性社員の美容室代を支給なんて言うのがありました。
全般的には、地域貢献への取り組みに関してです。
この点はまだまだリペアサービスが達成出来ていない事だと思いますが、
特に、NPO法人六星というところがとても印象深かったです。
視覚障碍者の方の為の事業所なのですが、
報告の一部にビデオで事業所内の様子が流されました。その中で、
84歳のお婆ちゃんが手透きの葉書を作っているシーンがありました。
もともと市の広報紙の封入れを作業として請け負っていて、
その紙を中心に手漉き葉書として再生利用しているとのことでした。
その中で、作業を担当しているそのお婆ちゃんが
「私はここで働かせてもらって5年になる。私はこの5年の為に79年待ちました」
というシーンがありました。
思わず泣きそうになりました。
自分が若い時(20代)に盲人のマッサージ師を、
ビジネスホテルに送迎するというアルバイトをしていました。
若い時分ですから夜の9時にもなるとお腹が空きます。
「おなかすいた~」というと、30半ばくらいの女性の方が、
「食べるかい?」とおにぎりをくれました。
「うまい!」って食べてると、その方は急に泣き出しました。
「今まで視覚障害者の作ったものなんか汚くて食えないと言われてきた。
私の作ったおにぎりをおいしいと食べてくれたのは初めて」
というのがその涙の理由でした。
それを思い出して、目頭が熱くなってしまいました。
先日一息つく時間があったので、
そこから手漉きの葉書を100枚(在庫がこれしかなかったので)頼みました。
ついでにマグネットも買わせてもらいました。
手漉きの葉書が1枚20円と言うことでしたが、そんな安いものではないと考え、
僅かですが上乗せして40円で買わせてもらいました。
マグネットも300円と言うことでしたが、400円で買わせてもらいました。
これから、リペアの利用する葉書はこのはがきに決めました。
私が使う葉書は月に30枚程度と思うので、
来客者のちょっとした手土産に葉書とマグネットを使おうと思っています。
こんな素敵な出会いが出来た今回の発表会は、
自分にとっては本当に参加してよかったと思える会でした。
※Q:最後に改めて今後の意気込みをお願いします。
A:報告会での他の受賞企業のプレゼンを聞いて、
一層自社の取組みの至らないことが浮かび上がってしまいました。
多くの受賞企業が、自分達では思いもつかない面白い取り組みや
斬新な取り組みをされており、
心底自分達の未熟さ、取組みの浅さを痛感しています。
もう一度TTSP(徹底的にすぐパクる)の原点に戻って、
面白そうや興味深そうということを感じたら、
先ずはどうすればできるかを考えていかなければならないと感じています。
来年度はもう一度原点に返ってみたいと考えています。
12月から来年度が始まりますが、今回の受賞に満足せずに原点へ返り、
「強くてあいされる会社になるための100の指標」の各項目を
一つ一つ上のレベルへ押し上げる努力を続けていきます。