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暖房による電気代を節約する五つの方法

※ 季節の情報 ※

こんにちは
広報部の宮川です。

12月に入り気温が氷点下を迎えるようになりました。
そんな冬に欠かせないのが、暖房器具です。
北海道の賃貸住宅では暖房器具がお部屋の設備としてついているのが一般的ですが、
近年その設備としての暖房器具が灯油やガスのストーブだけでなく、「エアコン」が
暖房器具として設置されている物件も多くなってきました。
そこで今回はそんな
「エアコン」による暖房電気代を節約する方法についてご紹介します。

①こまめに入り切りしないで自動運転
エアコンをつけるときは自動運転にしましょう。
弱運転で動かしたほうが電気代はかからないんじゃ……
と思い初めから「弱」で動かしてしまうと、
室温が設定温度になるまでに時間がかかって逆に電気代が高くなってしまいます。
エアコンは室内温度を設定温度にするまでの間が一番消費電力を使うため、
自動運転で一気に室温を上げてしまった方が電気代を節約できます。
また、エアコンは30分以内の外出なら「つけっ放し」の方がお得です。
エアコンが最も電力を消費するタイミングは起動時なので、
むやみにONとOFFを繰り返すと電気代が高くなりますが、
電源を切っている時間が30分以上になる場合は消した方が電気代は安くなります。

②エアコンの風は冬は下向き、夏は上向きに設定する
暖かい空気は室内の上部に、冷たい空気は室内の下部に溜まりやすい性質があります。
この性質を利用し、暖房時の風向きを「下向き」に設定したほうが
効率よく室内を暖めることができます。
(人がいる場所を感知して自動で最適な風向きになるセンサー搭載機種の場合は、
自動コントロールモードが最適となります。)
さらに、「空気清浄機」や「サーキュレーター」、「扇風機」を設置し上向きに運転することで、
上部に溜まりやすい暖かい空気を循環させ、より効率的に室内を暖められます。

③適度な加湿で暖か
湿度が低い冬は、エアコンの暖房により室内が更に乾燥してしまいます。
湿度が10%下がると、体感温度は1℃下がるといわれています。
体感温度を高く保つためにも、適度な加湿が大切になります。
加湿器などで湿度を上げる工夫をしましょう。

④フィルターが性能を左右
エアコン本体前面にある「フィルター」が汚れていると余計な電力を使用するので、
定期的に掃除することが節電につながります。
目安としては「2週間に1度」掃除できるとベストです。
フィルターを掃除することで、冷房時には約4%、暖房時には約6%の消費電力の削減になるとの
環境庁の調査結果もあります。フィルターの掃除って面倒に感じてしまいがちですが、
いつも行う掃除機がけのついでにエアコンフィルターを外して、
ついているホコリを吸い取ってしまえばお手軽です。

⑤熱が逃げる一番の原因は窓
ガラス一枚の窓は、室内のあたたかい空気を外へ逃がしてしまいます。
さらに、窓は外の冷たい空気を部屋の中に取り込んでしまいます。
窓やドアなどに「断熱対策」をすると、外気の侵入を防ぎ、
室内の暖かい空気が外に逃げにくくなりますので、
エアコンの設定温度を上げなくとも暖かい部屋を保つことができます。
簡単な断熱対策としては、次のようなものが挙げられます。
・きちんとカーテンを閉める
・カーテンを「厚手のカーテン」や「断熱カーテン」に変える
・窓やドア付近に「断熱ボード」を立てかける
・窓ガラスに「断熱フィルム」や「断熱シート」を張る
室内外の冷気や熱の約50%は窓から熱が逃げると言われています。
窓まわりの断熱をすることで、室内温度が劇的に変わる場合もあります。

如何だったでしょうか。
11月は例年に比べて暖かな日が続きましたが、気象台によると12月からの向こう3か月は、
平均気温、降水量及び日本海側の降雪量がともに平年並み又は平年以下との予想となっています。
北海道の厳しい冬を、少しでも快適に過ごすためにも参考にしてもらえると嬉しいです。