「水が出ない」！
新しい家に引っ越し後、
このようなお問い合わせがリペアサービスへ多く来ます。

その原因の1つが
「水の元栓(＝水抜き栓)が閉まっているから」
です。
そこで今回は賃貸住宅の「水の元栓」について
簡単にご紹介させて頂きます。

※水の元栓とは？
お部屋の水をコントロールするものです。
つまり元栓が閉まっていればどの蛇口からも水は出ません。

※水の元栓はどこにある？
水の元栓の種類や設置されている場所は、
建物の構造によって異なります。

・戸建て・アパートの場合
設置されている元栓の種類は大きく分けて手動式と電動式の二種類あります。

手動式は、床から伸びるように（写真①・②のように）設置されており、
台所や脱衣所、トイレ等の水廻り設備の側にあることが多いです。
手動式の操作方法は、ハンドルを回す（レバーを上げ下げ）こと
　・ハンドルの場合は「給水」側に回す、レバー式の場合はレバーを上げる。
　・ハンドルの場合は「水抜」側に回す、レバー式の場合はレバーを下げる。

電動式は、壁面の目線ぐらいの高さに（写真③のように）設置されており、
台所や脱衣所・リビング等にあることが多いです。
電動式の操作方法は、
パネルにあるボタン等を押すことによって（写真④）
手動式同様に水を出したり、
止めたりすることが出来ますが、電気を利用していますので、
電源を入れなければ動かないので注意して下さい。

・マンションの場合
戸建て・アパートとは異なり、
水の元栓はほぼ室内にはなく
廊下等のパイプシャフト（写真⑤・⑥）と呼ぼれる
鉄扉の中に設置されていることが多いです。

パイプシャフトとは、複数のお部屋分の水道設備だけでなく
電気やガス等の様々な設備（写真⑦・⑧）も一緒に入っている設備です。
その中に「水の元栓」が設置されていて、
元栓の操作部分がハンドルタイプとレバータイプの二種類があります。

 

操作方法は、
まずはご自身の水道設備を確認（プレートや札等で確認できます）し、
戸建て・アパートの手動式と同様に
バルブを回す(レバーの上げ下げ）ことによって
水を出したり（ハンドルタイプは反時計回りに回す、レバー式はレバーを上げる）、
止めたり（時計回りに回す、レバーを下げる）することが出来ます。

水が出ない時は、まずは「水の元栓」を見てみようということで、
元栓の場所と簡単な操作方法についてご紹介致しました。

そして、
水抜きの仕方については弊社のYouTubeから確認できます。

元栓を開ける際には、
必ず各蛇口が閉まっていることを確認してから行って下さい。
もし元栓や止水栓を開けても
水が出ない時や元栓自体のトラブルがある場合は
専門の業者さんに依頼をすれば安心できます。

今回も読んで頂きありがとうございます。
次回もお楽しみに！