障がい者が初めて社会を出る時感じる不安は…
※ リペア : メディア ※
こんにちは
広報部の朴です。
リペアサービスの専務岩泉と主任金田一が
北海道障害者職業センターで
「就業支援基礎」で
「企業における障がい者雇用の実際」
について講演をする機会を頂きました。
(就業支援基礎:北海道障害者職業センターで、
“障害者の就職支援に必要な職業リハビリテーションに
関する”基礎的な知識・技術等を学ぶ場です。)
今回の講演では会社と当事者の立場で
お話をしましたので、2回に分けてご紹介します。
今回は当事者が話した中身についてです。
障がいを持っている方々は健常者より
小さな世界で生きてきている方が多く、
社会に出る上で不安を感じるという話がありました。
なので、最初社会に出る時
健常者よりもう少し不安を感じると話しました。
どんな不安を感じたか金田一本人の経験によると
1)「仕事」というものに対する「責任」が分からない
2)周りが当たり前に行っている「暗黙の了解」が
良く分からない
3)社会人のマナーを知らない
4)酒の席の雰囲気が分からない
5)体力不足
6)障害で出来ないことが多い
このように健常者でも不安に思う部分だと思いますが
小さな世界で長く生きてきた障がい者にはより不安に感じ
社会に出る際の障壁となり、会社の雰囲気に慣れることと同時に
社会にも慣れることもど同時に行っていかなければならないのです。
そして本人だけでなく会社と社員の皆さんの支持がありました。
様々な障壁を乗り越える為には本人だけでなく周りの支援が必要なのです。
幸い私には会社や一緒に働いているスタッフの暖かい支援を受けることで
乗り切るヒントを得ることが出来ました。
以前の事務所はバリアフリーがなかったので事務所内に移動、
通勤時階段があるところでは社員の誰かが抱いて移動しました。
会社を移転する際は車椅子が通えるように席と席の間を広くしました。
会社の建物の入口と玄関の入口などスロープ、
自動ドア、多目的トイレの設置をしました。
こうして金田一は心構えを新たにしました。
1)配慮してもらうだけではなく、
一歩でも自分から歩み寄ろうと思い、
どうすればそれが出来るか考えました。
2)できないと伝えるだけではなく、
どうすればできるようになるか考え、
それを伝えました。
3)失敗は成長の糧だと思います。
4)似た環境や障がいの人に尋ねました。
5)積極的に支援機関を尋ね、頼りました。
企業の立場を聞く機会は色々と多いですが、
対象者から聞き機会はなかなかないと思います。
当日この研修へ参加した方々に、私の話を聞いて、
少しでもお役に立つ話であればなと思いました。
金田一さんの話を聞いて
自分が初めて社会を出た時を思い出しました。
そして、彼女がどれだけ努力してここまで来れたのか、
障がい者雇用を成功させるのは、会社やスタッフの協力が
不可欠だと思いますが、障がい者自身からも積極的な協力が
成功に向かうことは難しいということに改めて気づかせられました。
次回は専務岩泉が話した
会社の立場からの内容についてご紹介します。
今回も読んで頂きありがとうございます。
次回もお楽しみに!